ETAP-3 オリアスタイ~オリアスタイ
SS-287.99kmのデューン越えのループコースである。
今回のラリーにおいて、最大の山場と逝っても過言ではない。そのために
リスクと引き換えに軽いCRFを持ってきたのだから。
「皇国の荒廃、この一戦にあり」Z旗があれば掲げたい気分である。
SSERからいただいたルートマップ。

自分のGPSによるログ。
盲腸みたいに飛び出したのがミスコース。今大会において、唯一ナビゲーションのミス
らしいミスである。
朝方ずいぶん冷え込んだようだ。寒くなって目が覚めた。まだ6時すぎで、ようやく空が白み始めた頃、ライトを持って用足しに逝く。
7時を回ると日差しも出て暖かくなってきた。W林氏とプレーリードッグのように日光浴をする(ワオキツネザルともいう)
本日のスタートは10時というアナウンスがあり、朝食を食べてゆっくりする。
かなり後ろのスタートなんで、緊張感などみじんもない。。。はず。
スタート前のネコミミCRF。

ハイテンションな“皇帝”池田さん。

いいポジションにつけてる、ナックさん。

ケータリングお疲れさま、マキちゃん。

リザルトは初日42位から37位に少しあがった。クラス2位。クラス1位のロシア人とは若干差は縮まったが、それでもまだ45分ある。しんどいなー。
スタート直後にビバーク横のストレートのピストを通るので、順番待ちながらトップ連中の走りを研究する。

もちろん、おねいさんのチェックもかかせない。
トップランカーがいかにすっとこどっこいなスピードで走っていくのかがよくわかった。
ナックさん、スタート。

W林氏、スタート。

ガスはフルタンク、400kmは無給油で走れるので、少々ミスコースしようが、砂漠でこぼそうが、心配の必要はない。スタートに並ぶと、スターターの校長先生から
「ゼッケン(#32)よりスタートが後ろはあかんやろー」と
檄を飛ばされた。
「今日がメインなんで、明日はも少し上にいきますよ」(ほんまか?) ETAP-2を終わった時点で、カテゴリー1ではロシアの選手についで2位であるが、
うしろとの差もそんなになく、今日1日の走りで頑張らないといけない。
いよいよデューン越えのステージがスタートした。
スタートしてすぐクレバスがあるから、とブリーフィングで説明があったので、
最初慎重に走っていたら、なんでもない枯れ川のギャップでボテコケした。
燃料満タンなんで、起こすのに一苦労だ。なんとか起こすと、ブレーキレバーが見事に曲がっていた。新車で買ってから一度も曲げたことなかったのに。。。。
特に不具合はなさそうなので、交換する時間を惜しんで再スタートする。
結構石が多いピストを避けながら走るが、ペースが思うように上がらず、車に何台か抜かれた。焦っても仕方がないので、しばらく我慢走行が続く。
フラットなピストに出て、ペースアップする。村の入り口でギャラリーが手を振っているので思わず振ってしまう。

川渡りを何も考えずに入ったら、予想以上に深くて、ヘルメットまで水しぶきでビシャビシャに。グローブで拭いたらゴーグルが茶色くなるのはおととい学習住みなので、走行風風で乾かしながら走る。
そんなに難解なナビゲーションではないと思うのだが、けっこうピストの分岐で迷っているエントラントがいる。自分のナビゲーションをどれだけ信じられるかということだが、
自分では神のナビだと思っているので、お構いなしに先へ先へ進む。
湖の手前あたりからだんだん路面はサンド質に変わり、やがてフカフカの砂に変わる。
空気パンパンのT63はフロントがどっちの料理ショー状態で、行き先はタイヤに聞いてくれっ!みたいな感じ。
昨日、菅原さんに聞いた、人の後のワダチは、ハンドル取られるしグリップしないのでトレースしてはダメという言葉を思い出しながら慎重に走る。


湖の北側を回りこんで北上し始めると、いきなりのデューンが出現した。
勢いつけないと登れなさそうだ。気合いれて、えいやっと登るとお約束の急激なドロップオフ。
T根さんが見事に捕まっていた。回り込むようにして迂回し、少し草の生えたところでSARAHご一行様が休憩しているので自分も休憩することに。

どうやらオンコースを少し外れているようだが、このまま直進すれば次のGPSポイントには問題なくいけそうだ。

金子氏のフサベルが先にスタートしたが、デューンの上りで手こずっていた。トラクションかかりすぎるのも問題か?上りきると、またも急なドロップオフで、金子氏が「これはコーションマークやろー」と絶叫していた。禿しく同意。
2つめのデューンを超えると、やっと路面も落ち着いてきて走りやすくなった。
先行車をパスして気持ちよく進んでいると、先ほど追い越していったモンゴルのパジェロが引き返してきた。ミスコース?言っていることがよくわからない。チンプンカンプンなところへ川渕さんが戻ってきた。どうやらこの先は行き止まりで、ミスコースらしい。
可能性としては、5㎞ほど手前の左折するピスト(153.20km)をまっすぐ来た可能性が高い。
2台で並んで戻ることにした。しばらく逆走していると、右手が大きく開けたステップになり、その見下ろす
はるか彼方に古井戸らしきものが見えた(視力5.0)。 
あれはコマ図にあった井戸に違いない(確信)。ピストを外れて、丘を下っていくと、井戸の横のピストに出た。ここでICOを合わせて走ると、あとのコマは見事に会う。
先行していた車に追いついて、アップダウンの砂丘をショートカットして追い越すと、ヘリコプターが止まっているのが見えた。ヘリの横を通ってすぐ下るとCPに到着した。
しかし、CPに到着した我々の眼前には、砂のヒルクライム(ほんまにそう見えた)の壁が
立ちふさがっていたのであった。上れるのか?
続く。