
14時より1分間隔でゼッケン順にスタートする。
目の前にはどこまでも続いているかのような真っ直ぐなピストが地平線に向かって伸びている。
さあ、いよいよ本当のモンゴルがスタートした。
しばらくはコマ図とピストを睨みながら走るつもりであったが、ものの
数分もしないうちに後ろからスタートしたまえだっちと池田さんにものすごい勢いで抜かれた。
「マジっすか・・・・・」
慎重になりすぎて、いきなり9.36kmの右折をミスコース。

幸い、すぐ気づいたのでUターンすることなく草っぱらを横切ってコース復帰した。しばらく距離の補正をかけながら走ってみたが、砂地のピストはやはり誤差が若干出るようだ。幸い、短い間隔でコマ図が切られていたのと、マイルストーンのおかげで距離の確認は容易に行えた。
これもコマ図の確認ができる様に、製作サイドの意図が行間に見え隠れした。
だいたい感じはつかめたところで、チームメイト?のW林氏に抜かれたので、しばらく引っ張ってもらおうと試みたが、自分の腕では10分ほど視界にとどめるのがやっとであった。
それでも、巻き上げる砂塵が遥か彼方まで見えるので、コマ図の確認も適当にそこそこのペースで走ることができた。

73kmで最初のCPポイントがある。手前のピストが薄いとのことで少々不安だったが、さすがに30台以上のマシンが通ると、はっきりしたピストになって難なく到着。ハンコ押しはまこっちゃんだ。知った顔に会うとほっとする。
「かんちゃん、モンゴルはどう?」
「いやー、みんなペース速いけんねー、大変ですわー」
そんな事を言いながら峠を下る。丘陵の斜面を下りていく、ダイナミックなルート。ハーブの香りに少々むせながら、先を急ぐ。

89.67kmのポイントで左手の薄いピストのコマ。
特に自分は意識していなかったが、オンコースを走っていると確信はあったのだが、におっちさんが道わからん~と立ち往生していた。
風景とGPSポイントを確認し、このままコマ図どおり、目の前の丘を登るのがオンコースであると信じ、丘を越えた。
丘を越えて、それらしきピストに出たところで振り返ると、カミオンが
黒煙吐きながら丘を越えてきていた。
「これについていけば間違いない」
すぐにカミオンの後をおっかけ、山を回り込んだところでそれらしき
コマと距離になったため、補正し、におさんに先に行ってもらった。
(しばらく追いかけてみましたが、まったく無駄なあがきでした。。。)
しばらく一人旅のSSだったのだが、110kmあたりでバイクに追いついたので、コバンザメで楽しようと、後を走っていたら115kmあたりで
違うピストに入ったみたいで完全にロスト。

しゃーないなー。
あたりを見回すと、はるか彼方に電柱が見えた。
電線の走っている方向と、CAPから推測すると、草原横断して電柱に向かえばおそらく118kmのコマあたりに出るのではないか?
完全に右往左往しているエントラントをほっといて、自分は信じた道を
一直線に草原をつっきると、見事に予感は的中し、オンコースに復帰できた。しめしめ。
それで気がゆるんだわけではないが、直後のガレ場のなんでもない上りでフロントを浮石にはじかれ、クレバスに突っ込み右側にボテこけしてしまった。。。
「あ”~~ネコミミがあ~」
へんに斜めに落ちてしまったので、起すのにてこずっていたら、ちょうど石もっちゃんが通りかかってヘルプしてくれた。助かりました。
ハアハアいいながらコースに復帰し、休みながらスローペースで走っていたらまたもミスコース。
126kmのコマを左に行くところをどうも右にいってしまったようだ。
同じようにロストしていた#5カールさん、#18岡本さんを連れて、
GPSを頼りに山を越えてポイントの指す方を目指した。
それらしきピストに出て、しばらく走るとどうやら131kmのコマっぽい
地形に出くわしたのでオンコースであることを確認した。
しばらくは2台を引っ張るように走っていたが、かなりフカフカのサンドのピストになったところで先に行ってもらった。
やはり空気パンパンのT63でサンド質な路面ではフロントを持っていかれないように走るのがいっぱいいっぱいで、ステダン無理してもつけておけばよかったなーとかなり後悔した。

189kmの橋の手前に開設されたCP-2でハンコをもらう。
オフィシャルのT森氏に
「かんちゃんえらいゆっくり走ってるなー」
と言われたが、すみません、今日はこれくらいで勘弁してください、って言うのがやっとであった。
このあともほとんど一人旅になったが、自分のナビゲーションが一番信用できるのではないか?と思えるぐらいスムーズなナビで、一度もミスコースすることなくなんとかSSをフィニッシュした。
まだめっちゃ明るいので、18時くらいかなーと思って時計をみたら、もう20時前だった。

↑20時でこんな感じ。
あとはビバークまで20kmばかり、リエゾンをゆるく走れば終わりなのだが、この道が穴だらけの道で、対向車も多く、あまりペースをあげられなかった。
最後のスタンドで給油し、ゴールしたらもう21時前だった。それでも
まだ明るかったので、早々にテントを張り、整備をして23時にはシュラフにもぐりこんだ。
明日は600km近く走るので大変だなー。。。。